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無人島行ってみた話

第4章 島探索

食事の後、桂木さんが漂流物の廃材を使って建てたテントに入ってみる。

横に四人並んで雑魚寝して、少し余裕が出来るくらいの広さ。

ただ、暑い。昼間の気温、おそらく36度……だったと思う。

島の中を探索しようという話になり、まず島を左回りに一周しようと海辺側を歩いていった。

途中、僕がマツバ貝をとった岩場と、桂木さんがペットボトルを置いた湧き水場所に出る。

水は、3分の1ちょっと溜まってました。

さすがに、そこまで溜まると、なんか不純物が……まあ、またしばらく放置。

その先には、なんだかんだと漂流物がございました。発泡スチロールの塊やら、木材、ペットボトル、ビニール袋、もう、なにがなんやら……。

そこで安藤がある物を見つける。

「ええもんあったわ」

砂の中から一部顔を出していた、紺色の布。引っ張り出すと、それは女子のスクール水着だった。

桂木さんは笑いながら冗談で、「真由美さん、これ着て泳ぐ?」

真由美さんは、「アカンて、私、股の毛を処理してないのに」

そんな返しある?

今なら、セクハラやら、わいせつ行為やらでなんだかんだ言われまっせ。

だが、真由美さんはそれを受け取り、海水で洗うと「ちょっと試してみるわ」と茂みの奥に。

「え!? あ、ちょっと?」冗談でふった桂木さんも、まさかの切り返しに戸惑いを見せる。

奥からは、「こっち来たらあかんでーっ!」の声。

マジか!?

凄い人だな。

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