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無人島行ってみた話

第5章 夕食、そして就寝

共通するのは、全員が理容師だってこと。まあ、この時、安藤は免許はなかったんだけど、そんな話は一つも出なかったね。

唯一、安藤が「え、みんな何の仕事してはんの?」て、記憶喪失になったんかみたいな質問を投げかけ、場を3秒ほどドン引きさせていた。

時間の流れってのが、本当にわからなかった。

いま、何時?
まだこんな時間?
え、もうこんなに経ってた?

都会の中の人の流れに決められた、時間の使い方はここでは皆無である。腹が減る時に食べ、眠たい時に寝る。サバイバルをしにきてるのに、なんか心地いい。もちろん、帰って美味い飯、風呂、布団もいいだろうが、空を眺めながら、なんとも言えない空気感に包まれるのもたまにはいいもんだなと思ったねぇ。

朝、起きたら、体のあちらこちら蚊にくわれてました。



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