無人島行ってみた話
第6章 ドン引き
暑さに、まず目がさめた。
手足が痒い。夜中に蚊にやられたようだ。
残念ながら、ムヒなんてものはここにはなく、刺された所に爪で×をつける。
すでに、安藤と真由美さんが起きて、なにやら作業をしていた。
驚いたのは、昨日、ウツボやマツバ貝を焼くのに、焼き物コンロとして使っていた一斗缶を改良し、燻製器を作っていたんです。
余ったウツボの身とタコの頭に塩を塗って、乾燥させてからロープで縛って一斗缶の中に吊るし、集めてきた松の木クズに火をつけ下からいぶすってなもんかな。
これ、結局は食えてないの。燻製にするのに時間が少なすぎて、残念ながら、処分。
なんか、目がさめた真由美さんが、同時に起きていた安藤を連れて、共同で松の木クズやらを集めてきたようだが、もっと早くするべきだったと残念がってました。
また、鍋の中に白いなにかを湯がいている。
これはなんじゃろと見てみたら、ユリ根でした。
無人島にユリ根なんてあるの?
まあ、ユリさえ生えてれば、根元を掘れば出てくるわけだが、食べられないユリ根もある。真由美さんが取ってきたのは、ヤマユリという花のユリ根であり、食べることができました。
一人一株、これにクワの実ジャムをつけて食べました。
だが、なんか真由美さんの様子がおかしい。それに気がついたのが、桂木さんだった。
安藤の真横にピッタリとつくようにいるし、話をしていても、時々安藤の表情を眺めている。
手足が痒い。夜中に蚊にやられたようだ。
残念ながら、ムヒなんてものはここにはなく、刺された所に爪で×をつける。
すでに、安藤と真由美さんが起きて、なにやら作業をしていた。
驚いたのは、昨日、ウツボやマツバ貝を焼くのに、焼き物コンロとして使っていた一斗缶を改良し、燻製器を作っていたんです。
余ったウツボの身とタコの頭に塩を塗って、乾燥させてからロープで縛って一斗缶の中に吊るし、集めてきた松の木クズに火をつけ下からいぶすってなもんかな。
これ、結局は食えてないの。燻製にするのに時間が少なすぎて、残念ながら、処分。
なんか、目がさめた真由美さんが、同時に起きていた安藤を連れて、共同で松の木クズやらを集めてきたようだが、もっと早くするべきだったと残念がってました。
また、鍋の中に白いなにかを湯がいている。
これはなんじゃろと見てみたら、ユリ根でした。
無人島にユリ根なんてあるの?
まあ、ユリさえ生えてれば、根元を掘れば出てくるわけだが、食べられないユリ根もある。真由美さんが取ってきたのは、ヤマユリという花のユリ根であり、食べることができました。
一人一株、これにクワの実ジャムをつけて食べました。
だが、なんか真由美さんの様子がおかしい。それに気がついたのが、桂木さんだった。
安藤の真横にピッタリとつくようにいるし、話をしていても、時々安藤の表情を眺めている。