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無人島行ってみた話

第8章 男だけのサバイバル

たぶん、前の無人島の翌年に行ってるはずなんすよ。

それか、その三年後の僕が30になった時だったか……。

時の流れは、記憶のアルバムも朽ちらせるんだな。

まあ、二回無人島に行ってるのは確かです。

この時、桂木さんのお店のお客さんのお兄さんが、島を持ってはるという話がありまして、そこでやってみないかと聞かれ、

「やってみたいですね」と返事をすると、五分で決まりました。いや、たぶん五分くらい。むっちゃ返事が早かったから。

……五分くらいかな。


でまあ、また夏に、四国へ出ました。

四国は覚えてんだけど、どこの海だったか……時の流れは、記憶のアルバ(いや、もうその言い訳はいらない。素直に忘れたでいい)

たぶん、瀬戸内海だと思うのよ。これ、桂木さんもド忘れしてはるから、確認とれないし、そこの店辞めたから、そのお客さんに確認の連絡もとれない。

なんで最近、そんなに無人島に行った時の話を聞くの?

懐かしい話のつもりで、聞いてたんですがその話を文章にして書いてるなんて、実は、言ってないんですね。

で、言ったんですよ。実は、殴り書きノンフィクションで面白く書いていると。

そしたら、「あぁ、まだ書いているの?」と言われてね。以前にもフィアードの道化師人形やらドキュメンタリーシリーズでなんだかんだ聞いてたからね。まだ懲りずにやってんのかみたいに言われましたさ。

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