🏠️家庭内恋愛💕
第6章 セーフルーム
「///んっ、んん――――睦実…」
「///なに?夏実――――…」
唇を重ね抱き締めた腕の中で――――夏実は泣いていた。
「睦実が…いてくれて――――…良かった」
夏実は――――強くて逞しくて…正しくて勇敢で、美しい…。
だから、弱くて泣き虫で…義弟と体を重ねる否道徳な人間だとしても――――…お釣りが来る。
人は――――矛盾した生き物だ…。
これからも…この関係は続くだろうが――――…
夏実の逃げる場所は…一生…自分の腕の中であってほしいと……
睦実は願うのだった。
【完】