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平和な時間と幸せな時間

第4章 病院

レナ「アルト、忘れたの?………パパは、もう…いないよ?」
マリー「お姉ちゃんは今でも月の上で歌を歌ってるよ」
ダンテ「ルドルフは…生きてない」
アルト「だ、だって…さっき…」

さっき、いたんだぞ?
ってことは…。

アルト「陛下は?」
サクヤ「あの金髪マザコン野郎に刺されて…死んだじゃない」
リゼット「そうだよ、アルト…」
ラスティ「………」
アルト「…ごめん」

一言謝ると、レナが言った。

レナ「いいよ。 夢を見てたんでしょ? アルトが見た夢はパパが生きてたんでしょ?」
アルト「…うん」
ラスティ「じゃあ、ジジイ…」
モルディ「生きてたんだね…」
ヴェロニカ「そういや、イヴって言ってたが…イヴもいたのか?」
アルト「はい、いました」
アーチボルト「じゃあ、アナスタシア女王陛下も…」
アルト「いた」
全員「…………」
リゼット「アルトが見た夢…なんか幸せそうだね」
アルト「ただ、最後…リゼットに「もう…死んでるんだよ?」って言われてビビって、そこで目を覚めたけどな」
リゼット「あはは、なにそれ」

皆で笑い合う。
数時間後、皆は帰った。
怪我はそんなにひどくないため、もうちょっとだけ入院してから退院するらしい。

2日後に退院した。

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