無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

エッチなことだとはなんとなく分かっていたけど、実際のところ、何をしているのかはよく分かっていなかった。

そして検索欄に打ち込んだ。

「エッチ」

検索をクリック。


だがしかし、エッチという言葉の説明ばかりで良く分からない。
私はエッチの後に「動画」と付け足した。

再び検索。


すると、ズラーっとAV動画やエッチな動画という文言と共に答えが導き出された。


私は悪いことをしている自覚はあった。だからせめても、と無料と書いてあるのを選んだ。

サイトを開くと、たくさんの動画のサムネイルが並んでいた。タイトルに書いてある言葉の意味は分からなかったけど、なんとなく可愛い女性が映っているものを恐る恐るクリックした。


どこかのカフェで待ち合わせをしているようなシーンから始まった。

えー、なにこれどこがエッチなの？
これ本当にエッチな動画？
ドキドキしていたのに拍子抜けだな…

私は疑問と少しの落胆を抱きながら、矢印を動画の下に表示されるバーに合わせ、適当に時間を進めた。