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まこな★マギカ

第4章 第三章


それとは逆にカナメの声はどんどん繋がっていく。「ゆう――さん、しっか――てください!」

「こ――つ。役――」まこなの声はもはや消滅寸前だった。

「ゆうきさん、大丈夫っすか! 起きてください!」

そしてカナメのその声を聞いたと同時だった。突然、周りが白く光ったと思ったその瞬間、またたく間にその白くて眩しい光に俺は包まれた。その光があまりにも眩しくて俺は目を閉じる。

「ゆうきさん、目を開けてくださいよ!」と至近距離でカナメの声が聞こえてきた。そしてその声があまりにもうるさくて俺はとっさに目を開けた。

すると、そこには紛れもなくカナメの顔があった、のだ。















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