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中出し家族。

第9章 図書室で



麻衣香「ハァハァ、んっ!!」


息が苦しくて必死に深呼吸をしたが
パニックになっているのか
上手く出来ず…


麻衣香「っう、ハァ…っ、ハァ…」


視界もぼやけ始め
その場に崩れ落ちた麻衣香

一刻も早く治さなければと焦ってしまい
でも焦れば焦るほど過呼吸も
酷くなる一方で

そんな時…


麻衣香「んぐっ、ハァハァ…」

道久「麻衣香さん?」

麻衣香「っ、道久さ…ハァハァ…んっ…
ハァハァ…」

道久「過呼吸になってるじゃないですか
深呼吸できますか!?」

麻衣香「…はい…」

道久「とにかく落ち着いて、焦らないで
ゆっくり深呼吸してください」

麻衣香「っ…」


偶然通ったのか
救世主のように道久が現れ
過呼吸で苦しむ麻衣香を優しく介抱して
くれた


麻衣香「ハァハァ…っ!!」

道久「落ち着いて、落ち着いてゆっくり
そう、ゆっくりね…」

麻衣香「ふぅ…」

道久「…」


道久の言葉、その存在に安心したのか
呼吸は少しずつ正常に戻ると
過呼吸も程なくして
収まった


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