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麻衣香「…」


一人残された麻衣香
誰も入ってくる気配はないし
このまま貸し切り風呂を堪能しようとも
思ったが…


麻衣香「…っ」


圭の様子が気になり後を追った


麻衣香「…」

圭「…」

麻衣香「…！！」


部屋に戻ったと思ったが
圭は脱衣場で誰かと電話していた
上半身裸、下にタオルだけ巻いた状態で
電話している圭

よほどの急用らしい


圭「うん、うん、大丈夫だよ」

麻衣香「…」


ドア越しに聞こえてくる圭の優しい声
普段も優しい声をしているが
どこか違う気がした
どこか…


圭「明後日には帰るから、待ってて」

麻衣香「…」

圭「本当？楽しみにしてる」

麻衣香「…っ！！」


感情がこもってる気がした…