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中出し家族。

第3章 保健室で



圭「失礼します」

麻衣香「…あれっ、誰もいない…」


出ているのか
保健室に先生の姿はなく
間もなく、授業の開始を知らせるベルが
鳴り響いた


麻衣香「あ、授業…」

圭「大丈夫、和真が上手く誤魔化してる
よ」

麻衣香「…」

圭「それよりこっち来て座って」

麻衣香「…はいっ」

圭「…」


半ば諦めムードで
ベッドに腰掛けた麻衣香
圭もその隣に座ると麻衣香に妙な事を
聞いてきた

それは…


圭「さっき、先生と何話してたの?」

麻衣香「何って…」


先生との関係だった…


圭「あの先生と随分、仲良いみたいだけ
ど…」

麻衣香「あの先生は私のクラスの担任で
両親が亡くなった時、色々お世話になっ
たの」

圭「ふ~ん」

麻衣香「さっきだって、私が体調不良で
授業抜け出したから心配して声かけてく
れただけで、別に」

圭「別に?」

麻衣香「特別な関係じゃないし…」

圭「…」


先生との関係を
根掘り葉掘り聞いてくる圭

自分と先生との仲を怪しんでる様子だが
本当に特別な関係ではないし
恋愛感情もない

だけど…


圭「ところでさ、色々お世話になったの
『お世話に』ってなに?」

麻衣香「!?」


圭はそれを信じてくれなかった…


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