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麻衣香「…どうしてそんな事、聞くんで
すか…」

圭「初体験は特別でしょう？だから誰に
あげたのか気になって」

麻衣香「…」

圭「その表情を見る限り、あんまり良い
思い出じゃないんだ」

麻衣香「…初体験の相手は好きだった人
のお兄さんです…」

圭「えっ、どういう事？」

麻衣香「そのまんまの意味です、ある時
好きだった人の家に行ったらお兄さんが
いて、断れずしちゃった…」

圭「本当に？」

麻衣香「…」


初体験の思い出を
淡々と話してくれた麻衣香
だけどあまりに淡々過ぎていて半信半疑
の圭

でも本当に…


麻衣香「嘘みたいだけど、本当の話なん
です」

圭「麻衣香ちゃ…」

麻衣香「これが私の初体験です…」

圭「…」


本当の話だった…