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いろんなシチュエーションで...

第6章 カメラの前で

「んっ…」
 やばい声が。
それから再び写真を撮りはじめた。聞こえてなかったならよかった。撮り終えて次の指示を出される。
「普通に立って、片腕だけ水着から腕出して」
「はい」
 言われた通りに腕も出したが、胸が出そうで心配になり、胸あたりで腕を組む。
「こっち見て」
 顔に近いカメラに顔を向けて、私の恥ずかしそうにする顔の写真を撮られる。
「腰まで脱いで」
「さすがに恥ずかしいので後ろ向きます」
「あぁ」
 後ろを向いて腰まで水着を下げる。恥ずかしすぎるって。胸が出ないようにさっきと同じように腕を組む。
シャッター音が聞こえる。
「正面向いてくれないか」
「わかりました」
「手どけて」
「はい」
見られるんだ。もう知らない。

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