テキストサイズ

扉を開けて AN

第1章 突然の告白



「んで?何をそんなに悩んでるわけ?」
「え?俺?な、何で分かるの?悩んでるって」

「だって俺達 さっきからずっとすぐ近く歩いて来たし
何度か声もかけたのに 全然耳に入ってないみたいなんだもん、ね、カンナ」
「うん、相葉くんには珍しく 難しい顔しちゃって・・・」

「良かったら、話聞くよ?あ、話したくないなら
無理に訊くつもりはないけど」
「話したくない、・・とかじゃないけど」


正直 一人で抱えるには重すぎる荷物
ちょっと気を抜くと 手の中からずるずると滑り落ちていきそうだ
もうこれ以上、どうやって抱えたらいいのかわかんない
それとも もう投げ出してもいい・・・?


翔ちゃんに話せたら 気が楽になる事は間違いない





ストーリーメニュー

TOPTOPへ