扉を開けて AN
第1章 突然の告白
1-3
「はぁ・・・それでニノが怒って帰って行った、と・・・」
う~ん、それは ニノの気持ちもわかるなぁ
・・相葉くんやっちゃったねぇ・・」
カンナちゃんが 気を利かして
先に帰るね、と言ってくれた後
2人でぶらぶら歩きながらの帰り道
“ ニノちゃんに突然告られた! ”
俺としては 世の中が引っくり返るような
重大事件を打ち明けたつもりなのに
翔ちゃんは 全然驚くことなく
それどころか 妙に納得したりして
「え?俺が悪いの?てか 翔ちゃん何で驚かないの?」
「何で、って・・・そんなの見てれば分かるって言うか・・
ハッキリ言えば バレバレだったよ」
「嘘でしょ!?」
「相葉くんこそホントに全然気づいてなかったの?マジで?」
「・・・全然の全く、大マジなんだけど・・・」