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扉を開けて AN

第20章 好みのタイプ


1-1

「ねぇねぇ、どの子が好み?いっせーのせ、で指そうよ」


休み時間にアイドル誌を開いて
そんなことを言うのはいつも翔ちゃんで
それに真っ先に乗るのが相葉ちゃん


「いいねいいね、わぁ‥みんな可愛くて目移りするなぁ」
「この子どう?THEオンナノコって感じ」

「うんうん、ちっちゃくてふわふわしてて砂糖菓子みたい。
あ~、でもこっちのポニーテールの子もうなじが色っぽいなぁ」
「確かに。あとさぁ、このショートの子の目が良いと思わない?」


2人であーだこーだと言い出したところへ
俺たち3人がどれどれと覗き込む

ナントカ坂の女の子たちは
確かにどの子もすごく可愛いけど
俺は瞬時に一人の子に惹きつけられた





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