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扉を開けて AN

第21章 彼氏の条件



それはそうと、
この学校の生徒は ほとんどが周辺の中学の卒業生だから
俺みたいな県外からの転入組は珍しく
見た事無いヤツ、と遠巻きにされがちだ

朝 クラス分けを確認して教室へ入ると
同じ中学出身の奴らが固まって話してる様子で
自分の席へと歩いて行く途中に
何人かは 一瞬俺を見たけど すぐに興味失さそうに目をそらされる


初対面の人や 正直得意なタイプではない人とも
普通に話せる自信はあるし
空気を読む事にも長けてるという自負もあったものの
それと、気の合う友達と仲良くなれるか、って事は全然別で
知り合いの居ない中 高校生活をスタートする事に
ちょっと自信がなくなりかける







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