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扉を開けて AN

第26章 ホントの気持ち



校庭の桜の蕾はまだこれから膨らみ始めるところだけど
暖かい日差しは少しずつ春めいて来て
空気も柔らかい色合いに感じられる


“櫻井君、大野君、頑張ってね”


何かに呼ばれたような気がして
2人 何となく空を見上げると
高い高いところで飛行機が太陽の光にキラリと輝く


そんな出来過ぎの話は無いよな、と思いながら
俺は心の中でありがとうを呟いた





END






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