扉を開けて AN
第3章 モテ期なんて言われても
だけど、と言うべきか
だから、と言うべきか わかんないけど
松潤の家に遊びに行くって・・・
ニノちゃん 二人きりになったら危ないよ
そんなことは無いだろうと思っても
万が一松潤に押し倒されるような事態になったら
華奢なニノちゃんじゃ抵抗しきれないかもしれないじゃん!
妄想が爆走する俺の中で
松潤と付き合うことにした幸せそうなニノちゃんの笑顔と
松潤に無理やり迫られて、嫌だ、助けて!と
涙ぐむニノちゃんが2本立て
何だか目の前が暗くなって
喉の奥に何か詰まったみたいに息苦しい
そんな初めての経験に
昼休み終了のチャイムが鳴っても立ち尽くしてた俺
午後の授業が始まる時に先生に声をかけられてやっと我に返り
結局その日の弁当は半分しか食べられないまま
腹ペコで部活に参加する
心身共にハードな一日になった