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扉を開けて AN

第5章 デートの尾行



土曜日の夕方 
電車はそこそこ混んでいて
人に紛れながら二人の斜め後ろ3mの位置をキープ
ちらちら振り返って見ると
松潤は 学校で見せるのとは違う
蕩けそうに優しい笑顔で彼女を見つめ
ようやく顔が見えた彼女の方も 
すごく可愛らしく・・・


ん?
ちょっと待って?
あの子見たことある

ん?
誰だっけ?
よく知ってる子のような気がするけど
あんな可愛い子を忘れるはずないし


頭の中の記憶データを必死に掘り起こしてると
すぐ隣のJKグループがひそひそと話し始めた







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