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刑事とJK

第13章 斉藤刑事



「…泳がせるか」



斉藤は3人を帰した





――――――――――――





それから4日後だった






「事件解決~、やりましたね、先輩!!」


「鈍臭いやつで助かったな」



犯人はやはり同僚と部下だった




解決に至ってはこうだ


3人を釈放してから、一人ずつ、2日に渡って尾行を付けた。
それも本人にわかるように


その間は犯人は下手に動けねぇ


だが、突然尾行が付かなくなってまた2日たち、油断した犯人は処理にかかった



持っていた凶器―果物用ナイフ―の処理だ



夜、その犯人の後を付けて行くと、新聞で巻いたナイフを海に捨てに行きやがった


シゲが根性で海に飛び込み、決定的な証拠を掴んだってわけだ

逃げる犯人はオレが押さえ付けた


捕まえたやつは部下のほうだった




話を聞いていると、部下が衝動で殺してしまい、それを同僚がいろいろ工作してアリバイを作りやがったんだ










「さっすが斉藤君だねぇ」



見ると、部屋に山崎が入って来ていた



「ご苦労様っす」


「ご苦労様です」


斉藤とシゲは敬礼する


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