テキストサイズ

刑事とJK

第14章 浅見龍一


その時、扉が突然開いた



浅見とゆうひは驚いて扉の方を見た


『斉藤…』


「オッサン、何勝手に入って来てじろじろ見てんだよ?
邪魔すんじゃ――――…」



バキィッという音と一緒に浅見は吹っ飛び壁に当たった



「っな…!!!」



斉藤は倒れた浅見の胸倉を掴み、持ち上げて立たせた


よろける浅見は斉藤に殴りにかかる

しかし斉藤はその拳を片手で止め、その手を滑らし肩を掴み、もう片方の手で腹に一撃を入れる


その衝撃で浅見の体はびくんっとなる


もう立っていることも出来なくなった浅見はその場に倒れた


斉藤はその浅見の髪を引っ張り、顔を上げさせた



「もういっぺんゆうひに手ぇ出してみろ
次は歯ぁ全部へし折ってやんよ」


「も…もう何も…しませ…ん」

「わかりゃあいい」


斉藤は浅見の襟首を掴んで外にほうり出した


「このこと、他の奴に言ったときは…わかってんな?」


「はい!!…誰にも…言いましぇん!!ごめんなさい!!」


浅見は走って逃げて行った




ストーリーメニュー

TOPTOPへ