
刑事とJK
第15章 徒然シゲ
僕がいれば、無茶な捜査もできる…
"昨日は眠かったからな"
シゲは斉藤の言葉を思い出した
…あれは、僕がいなかったから深追いしなかったってことか…?
『ってかさぁ、斉藤と1番付き合い長いシゲなら、あいつがそういうこと正直に言えない性格だってわかるでしょ?』
僕が1番長い付き合い…
藤野さんや山崎さんや、他のみんなより、1番たくさん先輩の事件解決をこの目で見てきた…
「…ゆうひちゃん、ありがとう。僕、先輩のとこ行ってくる」
『うん、本人もきっとそれを望んでるよ!!』
行ってこいと、ゆうひはシゲの背中を思い切り叩いた
シゲは斉藤のもとへ走り出した
