
刑事とJK
第36章 遊園地デート
「またその写真送っといてくれよ」
『いいけど…///
どうすんの?』
「待受にしてやんよ」
わあああ、先を越された!!///
『しょうがないなぁ、
…送信』
ゆうひたちが乗ってる所はてっぺんまで来た
『これから、下がってくんだね』
「…今日、楽しかったな」
斉藤はゆうひの手を握った
ゆうひも握り返した
『ほんとに…楽しかった///』
斉藤はゆうひと唇を重ねた
夕焼けに照らされたゆうひ
可愛くて、どこか色っぽくて、どうしようもなく愛おしい
唇を離すと、自分の肩に押し付けた
『…いたい///』
「我慢しろ///」
細い腕、綺麗な髪、照れた時の声…
ぜってぇ手放せるわけがねぇ…
ギュッと、強く抱きしめた
―――――――――――
すっかり辺りは暗くなった
マンションの前に車が停まり、ゆうひはそこから下りた
『ほんとありがとう、すっごい楽しかったよ///』
「喜んでくれりゃーそれでいいや」
『えー何それー?』
ゆうひはほっぺを膨らました
「おい、顔がフグみたいになってんぞ?」
『うがっ、うざっ!!
フグってなによフグって!!』
「怒んなって。
…じゃあ、おやすみな」
『うん…おやすみ…///』
ゆうひはドアを閉めた
お互いに手を振って、ゆうひは見えなくなるまでずっと見送った
