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嵐びーえる。

第6章 歌詞物語①

M「かず」


彼の手が、僕に伸ばされる。


M「ああ、あったかい」

僕を抱きしめて、満足げにほほ笑んでいる。


けどさ。


N「やめて」

貴方の指が、僕には汚く見えてるから。



僕の身体、そんなに撫でないで。


M「なんでだよ?」



そりゃそうでしょ。だって…

N「・・・」

M「どうしたんだよ?」

心配げに僕の目をのぞき込んでくる。

ああ、あの頃みたいに、君を愛せている僕なら、よかったのかな。

でも今はさ、全部知ってる。



その言葉、貴方にあげるよ。


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