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嵐びーえる。

第6章 歌詞物語①

なんて言えるわけもなく、僕は黙り込む。口を噤んで、彼を見つめる。

それをどう受け取ったんだか。


M「もう、そんな真面目な顔して。」



困ったような笑顔を向けてきた。


M「その気はあるのに、なんでシてくれないの?」


悲しげに目を伏せる。


お望みなら、涙くらいなら、流してもいいよ。


なんかそれっぽいでしょ?




M「泣かないで」



貴方もそうなの?



M「ほら、笑って」



小さい子を笑わせようと奮闘する写真館のスタッフのように、ニッコリと笑いかけてくる。


貴方も、そうなんだね。



終わりには、優しいふりばっかり。

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