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嵐びーえる。

第7章 君のために O×M

Oside

カーテンの隙間から差し込む光の眩しさに、目を覚ます。

隣を見ると、いたはずの人がいない。

リビングのテーブルの上に、置き手紙が残されていた。

『仕事があるので帰ります。趣味に没頭するのはいいけど、ちゃんと食事と睡眠はとってね。何かあったらすぐに連絡ください。 潤』

時計を見ると、8時。俺の隣の布団はすでに冷え切っていたから、朝早かったのだろう。
昨夜彼が訪れてくれた時点で22時を回っていたはずだから、行為後すぐに寝たとしても、ろくに睡眠時間をとれていないと思う。
それを隠して俺の誕生日を祝いに来た上、俺の好きにさせてくれた彼は、本当にできた人だと思う。
こういうところ、スマートで、紳士だ。

だからせめて、俺の精いっぱいの想いを伝えよう。

O「潤、大好きだよ」

今度は俺が彼に食事を作ろうか。


END

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