惑星ミラーミラー
第4章 〜商業ブロック〜
(1)
ソニアたちが連絡通路を歩いていたとき
おもむろに横坑から咳をきったように廃棄ゴミが滑り落ちてきた!
ドドドドッッ!!
扇風機、電子レンジ、自転車…
様々な産業廃棄物が折り重なるように雪崩れ落ちていく
「……なに?」
思わず身構える
鉄と鉄が激突する嫌な音が響く
ガガガガガッッ!!
ギギギギギギッッ!!
「……イヤな予感がする……」
「当たりだ! ソニア、走れッッ!!」
ふたりは全力で出口の光りのある方向へ走り出した!
いくつもの横坑から次々と廃棄物が飛び出してくる!
それらは長い帯のように飛び出してきて、ゴミは崩れ落ちるだけでなく次々と結合していく!
鉄で出来た廃材の帯はぎゅうっと硬く縮み、それらは生き物のようにうごめいていく
「き、機竜だ……ッッ!!」
廃棄物が結合したそれらは10メートルほどの長さを維持して、まるで意思を持つかのようだ
「……あの長いボディのどこかにコアワームが居るハズだッッ!! そいつさえ撃ち抜いてしまえばっ!?」
「はぁーーっ!? ブラスターもグレネードも無いのにナニ言ってんだっ!
ヒートガンなんかじゃ役に立たねぇぜっ!?」
「……だから、逃げろーーーっ!!」
ふたりは後ろを振り返る余裕もなく全速力だ
次のブロックに近づくにつれ通路も広くなり、明るくなっていく…
どうやら機竜はあまり深くまでは追ってこなかったようだ
いつの間にか姿はなかった……
「……次に手に入れるのは決まったな」
「……ええ、武器が要るわね……」
あの長い機竜は身体のどこかに全体をコントロールするコアワームが存在する
それは脳であり、身体を作り上げる筋肉でもある
その居場所は固定しておらず、移動中にも先端や中心など様々な場所に転移していくのだ
接近戦では必ずコアワームに逃げられる
遠距離からの乱射しかない
ふたりは疲れ果て、トボトボと足取り重く、ようやく次のブロックにたどり着いたのだった……
ソニアたちが連絡通路を歩いていたとき
おもむろに横坑から咳をきったように廃棄ゴミが滑り落ちてきた!
ドドドドッッ!!
扇風機、電子レンジ、自転車…
様々な産業廃棄物が折り重なるように雪崩れ落ちていく
「……なに?」
思わず身構える
鉄と鉄が激突する嫌な音が響く
ガガガガガッッ!!
ギギギギギギッッ!!
「……イヤな予感がする……」
「当たりだ! ソニア、走れッッ!!」
ふたりは全力で出口の光りのある方向へ走り出した!
いくつもの横坑から次々と廃棄物が飛び出してくる!
それらは長い帯のように飛び出してきて、ゴミは崩れ落ちるだけでなく次々と結合していく!
鉄で出来た廃材の帯はぎゅうっと硬く縮み、それらは生き物のようにうごめいていく
「き、機竜だ……ッッ!!」
廃棄物が結合したそれらは10メートルほどの長さを維持して、まるで意思を持つかのようだ
「……あの長いボディのどこかにコアワームが居るハズだッッ!! そいつさえ撃ち抜いてしまえばっ!?」
「はぁーーっ!? ブラスターもグレネードも無いのにナニ言ってんだっ!
ヒートガンなんかじゃ役に立たねぇぜっ!?」
「……だから、逃げろーーーっ!!」
ふたりは後ろを振り返る余裕もなく全速力だ
次のブロックに近づくにつれ通路も広くなり、明るくなっていく…
どうやら機竜はあまり深くまでは追ってこなかったようだ
いつの間にか姿はなかった……
「……次に手に入れるのは決まったな」
「……ええ、武器が要るわね……」
あの長い機竜は身体のどこかに全体をコントロールするコアワームが存在する
それは脳であり、身体を作り上げる筋肉でもある
その居場所は固定しておらず、移動中にも先端や中心など様々な場所に転移していくのだ
接近戦では必ずコアワームに逃げられる
遠距離からの乱射しかない
ふたりは疲れ果て、トボトボと足取り重く、ようやく次のブロックにたどり着いたのだった……