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惑星ミラーミラー

第1章 〜遭難〜

(1)

衛星軌道上

恒星間宇宙船の母船を離れてすぐに事故は起こった



作業用の小型シップは船外活動中、かすかな衝撃で簡単にはじき飛ばされてしまった!



いちどピン!と張ったケーブルだったがすぐに切断してしまった…



プシュ!プシュ!と小型シップは数回の姿勢制御の噴射をしたが、それがいけなかった



知らぬ間に漏れ出た燃料に引火



燃料タンクは凄まじい爆発を起こし、シップはクルクルと回転しながら母船から離れていく


唯一の乗組員、ソニア・ハオルティアは
けたたましい警告アラームを止めて
緊急の対策を模索をする



逆噴射を数回繰り返すことにより、なんとか姿勢をコントロールすることが出来たものの、シップはどんどん母船から離れていく!



さらに悪いことが重なる



新たな警告アラーム!



シップの軌道は少しづつ惑星の大気圏へズレていくとコンピューターが警告する



すでに自力での回避行動は不可能だ


ソニアは立ち上がる


シップの操縦席を離れ、後部の格納庫へ向かう


ソニアは脱出ポッドに乗り込むと即座に緊急離脱をとった


ポッドは大気圏へ落ちていく…



こうしてソニア・ハオルティアは前準備することなく、惑星ミラーミラーに降り立つ羽目になってしまった…


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