テキストサイズ

ナカまで愛でてトロトロに溶かして

第4章 【本音と建前】








「悠、結婚しよう?」




「は?無理」




「あ、言い方間違えた、悠、俺と再婚しよう?」




「邪魔、無理、消えて?」




章介のやつ、いきなり来て何事かと思えばそんな事言う為だけに来たの?
私からアポ取ってないんだから勝手に来ないでよ。
……とは流石に冷血過ぎるので言えない。
充分冷たく当たってるつもりだがこの男、それでは引かないと見た。




セックスしよう?とは言わないのね。
まぁ、そのつもりは更々なくてとりあえず今描いてるシーンを描きあげたい。




「後ろに立たないで、集中出来なくなる」




感じる気配は消したいの。
しょんぼりさせたところで気にもならないし、用がないなら帰って欲しい。
用がないのは私の方か。




つい集中するとグーにした状態で人差し指だけ噛んじゃう。
椅子の上で片膝立ててしまう。
無意識の領域なんだけど描いてるシーンが相互オナニーからのクンニ。
募る想いをひた隠しにしてきた会社の女先輩からの手解きだった。
主人公は新たなステージへと昇りつめていく大事なシーンなんだけど。




ゆっくり椅子が動いてデスクの中に。




「え?ちょっと…」




「このまま描いて?」




「はぁ?邪魔……」




「出来上がった作品見て思い出してよ、描いてる時俺にこんな事されてたって」




「ヤられながら描けるか」




描いてるシーン同様、クンニしようとしてる。
バカだね、ちょっとショーツズラすな。
息が掛かってペンが止まる。
ヌルリと舌が割れ目を広げてまずはクリトリスを捕えてきた。
思わず頭を押さえてしまう。




「マジで描けないからやめて」




「イったらやめるよ」




「バカなの?仕事中よ?」




「それが燃えるんじゃん……相手してくれないならもう俺からいく」




デスクの下でクンニとか……
「プロでしょ?描いてよ」って無理難題。
描こうとしたらバキュームして濡れてる事気付かせてくる。
章介のクンニは上手い方だと思う……だからこそ抗えなくなる。




膝立てなきゃ良かった。
もう片脚も上げられてM字開脚状態だ。




「ねぇ、やめてってば……」









ストーリーメニュー

TOPTOPへ