🌹密会🌹
第5章 🌹August-2🌹
「次にブラウスの着方だが、ボタンは第一ボタンまで締めろ。緩めたリボンタイも同様だ。ほら、簡単に解けてしまう。」
彼はシュルっと紺色のリボンを引き抜くと、第二ボタンと第三ボタンの隙間をボールペーンの先で突いた。
「お前は露出癖でもあるのか?谷間が丸見えだ。」
「違..や...めて!触んないで!」
丁度、谷間に当たる部分にボールペンの芯先が当たってひんやりとする。彼はそのまま振り子のようにボールペンを動かし、徐々に私の谷間にボールペンの先端部分が食い込んでいくのを面白そうに眺めていた。
やがて彼は手の平全体を使って、ブラウスの上から乳房を鷲掴む。垂直に挟まったボールペンを中心として、時計周りと半時計周り、ぐるぐると円を描くように触れるのだ。
自分の胸なのに、彼の玩具にされた気がして、たまらなくなった私は、喘ぎ声が漏れぬよう耐え忍ぶのに精一杯だった。
好きなだけ弄んだ後、彼はボールペンを抜き取ると、ブラウスの第三ボタンに手をかけ、胸元をはだけさせる。
「邪魔だな。」
ブラの肩紐を引っ張って、パチンと鋏で切ると、使い用途の無くなったそれをベッドの下に落とした。
「アッ!...んぅ!...駄ぁ目...イヤァ」
下着が取り払われた、剥き出しの胸の乳頭を人差し指と親指で摘み上げると、彼はコネコネと執拗にいじくり回す。
「尖ってきたな。私の指導で気持ち良くなったか?」
時に爪で引っ掻かかれたり、乳輪をいやらしくなぞられたりして、ツンと上を向いた乳頭を嘲笑うように彼は指摘する。
「誰が...ん...気持ちよくなんか」
喘ぐのを堪えて何とか台詞の通りに言い切ると、彼の指先は生き物が這うように胸から臍に移動して、臍の周りをくるりと一周すると、チェック柄のスカートへと伸びていく。