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デーモンハント

第2章 デーモンハントの仕事

シフォンを寝室に入れて、エルザは彼女の頭を撫でる。

「ご飯作るから、シフォンは新しい服に着替えて来て」
「うん、わかった」

シフォンが返事をして頷いたのを見て、エルザは微笑むと、部屋から出ていく。
そしてエルザはキッチンへと向かった。

キッチンに行くとソレルが手際よく肉を切っていた。
塊の肉を食べる分だけ切り分け、更にそれを食べやすい大きさにカットしている。

「お待たせソレル。あとはアタシがやるよ」

エルザが声をかけると、ソレルはにこっと優しく笑う。

「エルザは座っていてください、料理は俺の方が得意ですから」

ソレルに言われ、エルザは苦笑いする。

「第一、エルザに料理をさせたら、食べられる物ができるかすら怪しいですからねー」

喋りながら、ソレルは野菜も切り始めた。
エルザは「はいはい、邪魔ものは去りますよ」と言ってキッチンから離れ、リビングのテーブルに向かう。
椅子に座り、背もたれに体重をかける。

そして、暫く経つとシフォンが部屋から出てきた。
真新しい服に身を包んだシフォンは、もじもじとしながらエルザの所に近づく。

「どう?似合う?」

水色のワンピースに、白いカーディガン姿のシフォンを見て、エルザは納得したようにうんと頷く。

「よく似合ってる」

エルザに言われ、シフォンは嬉しそうに笑った。

「有難う、エルザ」

そうして時間は過ぎ、早めの夕飯になる。
今夜の食事はビーフシチューだ。
ソレルが作ったビーフシチューは、とても美味しく、シフォンもエルザも、幸せそうに食事を楽しんだ。

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