テキストサイズ

兄と妹~本能のおもむくままに~

第5章 義姉の立場を忘れて女の嫉妬


翌朝、昨晩のセックスの激しさに
ついつい夫婦共々に寝坊してしまった。

「あなた、ごめんなさい
まだ朝ごはんの用意が…」

主婦失格だわと明美は情けなくなった。


「いいよ、いいよ。
駅でモーニングでも食べるから」

今までも主婦として
いたらない点は多々あった。

それでも夫の啓司は明美を責めたりはしない。

そんな時に限って夜の営みで
「罰を与えなきゃな」と
SMまがいのハードなプレイを
施してくれるので
今夜もまた…と思わず明美は期待した。

そんな期待をぶち壊すかのように

「あ、そうだ。今夜は残業で遅くなるから
先に食べてていいぞ。
もしかしたら
日付が変わる頃の帰宅になるかもしれないから
気にせずに先に休んでいてくれ」と
まるで今夜は何もしないからなと
言っているようなものだった。

「それにしても美穂のやつ遅いな」

いまだに寝室から姿を現さない美穂を案じた。

「まだ気分が優れないんじゃないかしら
大丈夫よ子供じゃないんだから
体調が悪ければ自分で病院にでも行くでしょ」


そんな明美のセリフを美穂は
自室のドアの内側で聞いていた。

『私が寝坊したのはあんた達のせいよ!
昨夜、バスルームで
あれだけ派手に喘ぎまくられたら
こっちは悶々としちゃって
眠れるわけないじゃないの!』

昨夜は夕飯を抜いたものだから
空腹が激しかったが美穂は
再びベッドに潜り込んで
ふて寝を決め込んだ。

『今日は学校を休んじゃおう…』

伸二に学校を休むから先生に伝えておいてねと
LINEを送信して義姉の明美を
伸二に犯させる計画を
綿密に練ることにした。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ