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恋人は社長令嬢

第6章 愛してるのは言葉だけ!?

一方、梨々香はお小遣いの使い道を反省。

洋服や小物 放課後のお菓子、デザート、ゲーセンにグッズ・ぬいぐるみ集め、マンガ本の大人買い。

考えてみれば、月10万の小遣いを、全て自分の為だけに使っている。

その一部でも、我慢して瞬の為に、使わねば!!


「私、頑張る。」

「おう!頑張れ!」

それぞれの価値に、違いはあっても、好きな気持ちは一緒だ。


「ところで、何でこの映画を、俺と一緒に観たかったの?」

「ああ……」

梨々香は少し照れていた。

「クラスの女の子がね。この映画を、彼氏と一緒に観ると、そのカップルは別れないって言ってたから。」

「俺と……別れたくなくて?」

「うん。」

瞬は暗闇なのをいい事に、梨々香を自分の方へ、抱き寄せた。

「これじゃあ、映画が観れないよ。」

「また観に来るから。」

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