ぴぃーち
第2章 ホスト
潤晴に手を引かれていく。
『潤晴?
どこ行くの?』
立ち止まった潤晴。
ここは、公園。
夜の公園は人ざかりが少ない。
『潤晴…?』
あたしは、潤晴の顔を覗きこんだ。
~潤晴side~
「潤晴…?」
顔を覗きこんでくる鈴。
こいついつから呼び捨てになったんだよ。なんか照れる…。
「潤晴…。
なんであたしの所がわかったの?
そもそもなんで?」
なんで?……
俺が聞きたいくらいだよ…。
急に鈴に会いたくなった。
それで体が勝手に…。
鈴があの男に触れられているところを、見たらムカついた。
何でだ…?
俺、さっきからおかしい…。