ぴぃーち
第2章 ホスト
~潤晴side~
ヤバい…ヤバい…。
やってしまった。
キスしてしまった!
つい…つい?
あいつが無性に可愛く見えた…。
まぁ、可愛いけどよ。
愛しく?
もー、さっきから変なことばっかり考えてしまう。
落ち着け俺。
No.1ホスト、晴だぞ。
「潤晴!」
『ん、ん?』
「どこ行くの?」
あれ?
キス気にしてない感じか…?
……。
『……いや…別に』
~鈴Side~
『潤晴なにしたいの?』
「はぁ?」
『あたしを合コンから連れ出したり、…き……キスしたり…
何がしたいか分からない』
キスの事聞いちゃった…。
「……」
あれ?
喋んない。
言わない方が良かった?
うんん。
聞かなきゃダメ。
なぜか…
なんかに期待しちゃう…。
こんな気持ち初めて。