ぴぃーち
第1章 ★出会いは突然に!
『ただいまぁ』
「お帰り」
帰ったらあたしのお母さんは、必ず迎えてくれる。
ちっちゃいことだけど、お母さんが居ると家に安心感が感じられる。
『お母さん。いつもありがとね♪』
「なによ、急に。
鈴熱でもってあるの?」
いきなりこんなこと言ったらびっくりするよね…。
笑ってるお母さんの顔は、安心できる。
それに比べ…
「気持ちわりぃー。
鈴が急にこんなこと言うなんて、小遣い増やしてほしいんだよ」
『馬鹿言うな!
あたし、お母さん大好きだもん!』
ガハハと笑うのはうちの兄貴
蓮斗(レント)
大学一年生の19歳。
生意気な奴。
あたしは、急いで着替えた。
今日は、花柄ワンピにしよ♪
「あら、鈴。
また、遊びに行くの?」
『う、うん!
だから、梓達とご飯食べて帰るね』
お母さんに合コン行くなんて、行っていない。
反対されるかもしれないし、怒られるのがやだから…。
玄関で靴を履いて出ようとした時…
ガシッと蓮斗に腕を掴まれた。
『な、何?』
「お前、また合コン…?」
ギクッ
合コンってバレてたの…?。
『違うよ…
遊びに行くんだよ…』
「ふーん」
そういって、腕をはした。
『行ってきます…』
あたしは、急いで家を出た。