ぴぃーち
第1章 ★出会いは突然に!
「鈴ー遅いよ」
『ごめん、ごめん』
やっと集合場所の噴水についた。
全力疾走をしてきた。
疲れたよー。
「じゃあ、行こうか♪」
『あっ!うん…』
あたし、さっきから潤晴の事が離れない。
梓がアタシの顔を覗いてきた。
「何ボーッとしてんのよ」
『へ…』
「何ボーッとしてんのよ。
合コンだよ!もっと元気だしなさいよ!
それとも、なんか会ったの?」
どうしょう…
梓に潤晴と会ったこと話した方が良いかな…?
…ってそんなことだけ?
別にいちいち報告しなくちゃイケナイ事…?
別に好きになった訳じゃないし………。
『何でもないよ!
いこ♪』
「うんー」
怪しそうな目で見てくる梓。
合コン場所に着くまで、あたしは潤晴の事ばっかり考えてた。
今日会ったばっかりなのに、何で潤晴が気になるんだろ…。
これが好きって気持ち…?
違う、違う…
ただ、格好良くて印象に残ってるだけだよ…。
そして、合コン場所についた。