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第18章 心配です・・・

雨が、降り続いている。
貴方は、大丈夫ですか?

体調等、崩されてはいないでしょうか。

直接、尋ねることもできない僕は。
こうして、1ページに綴ることしかできません。

美しい貴方のことだから。
夜の街へ漂えば済むだけのこと。

僕も追いかけるように、さ迷いたいけれど。
誰かに肩を預けている姿は見たくない。

そんな情景を。
小説の中に見つけては。

タメ息をついていた。

それでも。
敢えて、祈ります。

貴方の口元が綻んでいることを。

明日は。
良い天気でありますように。

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