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イケメン生徒といけない愛情表現

第3章 真面目な航と筆おろし

「はあ……ダメだ。気持ち良すぎて、頭ぶっとぶ。」

航君はそう言うと、倒れるようにして寝転んだ。

「航、筆おろし成功だな。」

玲央君が、航君の背中を叩いた。


初体験。

誰でも一度は通る門。

私の初体験は、実は憧れの先生だった。

先生の部屋まで押しかけて、半ば強引に抱かれた。

いい思い出だけど、航君にとってもいい思い出になったのかな。


でも、もう何も考えられない。

初めて中で精子を出されたのに、こんなにもあっさりとしているなんて。

しかも子供ができても、相手が分からないって。

「ははは……」

もう狂うしかなかった。

「彩奈先生……」

「ははは!」

私は手を縛られたままで、笑いころげた。

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