👿サディステック👼エンジェル
第3章 奇跡?いや――――運命だ!
そして、当たり前のように俺の向に座る平先生――――…
と、カレーだけかと思ったら…ちゃっかり別皿の唐揚とサラダまで購入していた!
給料日前の――――金欠病アピールはなんだったんだよ!
と、思っていると…
平先生は俺のカレーの容器に唐揚を3つポンポンと入れた。
「――――平…先生?」
「食べられると思って食券買ったんだけど――――カレーって意外に量が多くてビックリしてたんだよ…今日の盛り――――多くない?」
確かに――――平先生のカレーは俺のカレーの量より…気持ち多目である。
と、多分――――今日のカレー担当のおばちゃん…平先生のファンだな…!
平 国彦(たいら くにひこ)32歳
数学教師、身長184でバレー経験者&バレー部顧問。
1年5組の担任に抜擢され、教頭先生から頼りにされている。
見た目も――――イケメン…
メガネとスーツが似合うクール系サラリーマン…
BL小説だと、最強ツンデレのドSな鬼畜攻め――――って、見た目である。
まっ、そんなこと…考えているなんて思われないように――――俺は普通の顔をするんだけどね!
「ちょっ、いいんですか?5個中…3個って…ほぼもらってますけど?」
「俺はサラダもあるんで――――」
確かに――――サラダ、唐揚…大盛りカレーって…食べ盛りの学生じゃあるまいし…
「で、では――――遠慮なく…頂きます」
すでに、カレーにどっぷり漬かった唐揚を返すわけにもいかないし…食べるけど…
俺はもらった唐揚を食べてみる。
「///おっ、旨い!」
「ん、良かった!いつも美味しく食べるから――――、お口にあって良かったです」