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👠ツンデレラ👠

第1章 ツンデレラ



「あっごめんなさい!レイ、今手伝います」

体力も無いのに一人で家事をこなそうとするレイを心配してジュディは声を掛けますが、「これぐらい俺にやらせて」と中々譲ってくれません。

「この馬鹿!寝てなさい!」

レイは働き者です。気が付けば自分の身体の事も考えずに一日中働いているので、常にヘレナは目を光らせていなくてはなりません。

加えて頑固者なので、口で言っても効かない場合は腹に一発くらわせて気絶させた状態でヘレナが屋根裏部屋に運びます。

そしてヘレナはレイを運ぶたびに思うのです。他の部屋を自由に使用していいと言ってるのにも関わらず、埃臭い屋根裏部屋しか使用しない事を。

ジュディは穏やかに育ったが、レイは随分と悲観的な人間に育ってしまったのでした。

「どうすればいいのかしらねぇ....」

ヘレナは頭を抱えていました。

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