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王様げーむ

第6章 起床

2、3回ノックしても返事がなくて声をかけたけれど帰ってこなかったから俺は静かにドアを開けた。


鍵が閉まってるわけでもなく、静かに開いたドアからは、朝の光と共にキングサイズのベッドが目に映った。


「ぅお!でけっ!」


あまりのでかさに少し声をあげながらも、そのベッドの上の少し膨らんでいるところに向かう。


俺はきっと寝ているんだなと思って、側に行った。


「詩菜ー。起きてる?」



「………………」


寝てるみたいだ。

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