I‘m yours forever
第6章 どの道、美月は愛される
「せ、生理前で...よ、欲求不満が抑えられなくて...疲れている黎一さんを誘うのは気が引けたので...あの...一人でエッチな事を....」
「.....成る程...。」
彼は目を細めて、満足気にほくそ笑む。
この状況をこの上なく楽しんでいる表情だった。
「すみません...私の声、煩かったですよね?叩き起こしてしまい、すみません。」
「いや...就寝直前だった。猫のような鳴き声が聞こえただけだったが...まさかお前の声だったとはな....。」
「......ごめんなさい、多分私の喘ぎ声です...もっと声を抑えるべきでした。」
反省を交えながら返答すると、彼は底意地の悪い笑みを一気に濃くした。
「では、もう一度俺の前で啼けよ。」
耳元で囁かれた彼の支配的な言葉と低い美声に酔いしれる。彼は私の被虐心を煽るのが上手すぎるのだ。まるで私の全てを掌握しているかのようだった。
そんな私に「はい」以外の選択肢は当然残っていない。
カーペットの上に落ちた彼の背広を拾い上げる。先程と同じくバスタオルの上から腰を下ろし、M字開脚をするとバイブを膣内に挿入していく。
「アッ...黎一さん....アッ...あぁん.....ア゛ッ....ヤァ゛...」
しゃがんで大股開き、かつ爪先立ちだ。
無意識だが、先程よりも胸の反りや足の開き方が広い気がした。
バランスが崩れぬよう、クローゼットの扉に背中を預けながら、一心不乱にバイブで性感帯を刺激する。
ヤァだ...私...彼に見られながら、イっちゃう....。
誰がどう見ても、自分のはしたない姿を堂々と見せつけているような態勢だった。
羞恥があるのに、それ上回る快感が次々と流れ込んでいく。