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I‘m yours forever

第5章 美月は何も知らなかった 後編






「まあ.....無いわけではありませんでしたが...そうですね....すぐに婚姻関係を結びました.....」


「本当良く許したなぁ。アイツが愛妻家になるのも納得だ。美月ちゃん寛大だよ。普通だったら、拒否して当然なんだから。」


「そ、そんな....。」


「まあ...俺の予測でしかねえけど、美月ちゃんとの結婚が叶わない時点で、子作りなんて普通無理だろ?だが奴は平然と求めた癖に、いざ結婚したらあっさり子供は要らねえと言ってきた。その時点で子供への執着は殆ど無いと予想がつく。だったらもう消去法でヤベエ理由しか残らねえだろ?」


「ちょ、ちょっと待って下さい。か、彼、結婚して仮に子供が出来たら二人で育てればいいみたいな事言ってたんですよ?!」


「んだから、それは理由の2割だろ?アイツは頑なに本心を隠し通そうとする奴なんだぜ?袋の鼠にでもしねえと、残りの8割は絶対吐き出さねえよ。でも美月ちゃんは出来ねえだろ?」


「は、はい....なんか可哀想になっちゃって。すみません、その...ヤバい理由とは...?」





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