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碧い雨の夜に…

第6章 【運命的に……】






出発するまで、寂しさを紛らわすように幾度と求め合う事になるだろう




仕方ないよね、どんなに疲れて帰って来てもナオの顔見たら快諾してしまう
お風呂でもリビングでも、勿論ベットの上でもナオは私を求め続けた
ナオの腕に包まれて目覚める朝は幸せに満ちていた



カーテンを開けると眩しいくらい朝日がベットを照らす
「起きてよ〜」と離れようとする私をベットに連れ戻すナオ




「まだ起きなくて良いよ」




「休み、だけどさ〜何処か行こうよ」




「ん〜あと30分後に起きる、でも良い?」




わかってる、これを承諾したらどうなるか………
後ろからハグされて逃げられない私を顎クイしてキスしてくるの
まだ何も返事していないのに




服の中にも手を入れてきて
「何でもうブラしてるの?」って外してくる
シャワー浴びようと思ったけど朝ご飯作ってから…と思ったから着けただけなのに一瞬で外してきて、私を目覚めさせる
ショートパンツの中にも手が忍び込んできて上からなぞられる




「30分で終わらないくせに」




私の予想は的中…………
悪戯に笑う口元が私を離してくれない
上で腰を淫らに振る私を妖艶に見つめてる
火照った顔……食いしばってイクのを耐えてる
髪をかきあげて、ナオの手を胸に




出し切ったゴムを括って新しいのを着ける
ちゃんと向かい合って顔見て繋がる
イキそうになる時、何度も
「理世ちゃん愛してる」って言われて子宮が疼く
一気に絶頂しちゃうよ………ナオ




一緒にシャワーを浴びながら
「結局終わらなかったね」って甘い反省会
裸同士で抱き合って
「何処行く?」
「理世ちゃんとだったら何処でも」




多数決の結果、まだ行った事のなかったテーマパークへ行く事になった
但し、ナオは女の子メイクをお願いしたの
デートだけど顔バレしないとは限らないので
時々、声をかけてもらう事も少なくない今日この頃




ていうより、単に女の子メイクのナオとデートしたいだけなんだけど……
言ったら怒るかな?
ナオに取ってもメンズメイクで居る方が気付かれやすいと思うから好都合なはず




「よし、準備出来た」



わ………やっぱり女の子メイクのナオは見惚れてしまうほど綺麗だ
私の、惚れた顔なんだ……







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