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小説以外のひとりごと

第14章 馬の上にも三年

「馬の上にも三年」②


おもに合図は脚を中心におこなう


両足でギュウっっ!!と挟み込む


軽いチカラだと


ちょっとした動きで


落馬してしまう


それなりにリキむ程度に挟む


馬によっては


「強いよ!痛いってば!」


と怒る子もいてる


でも、馬の上にただまたがっているだけだと、


やっぱり落馬の危険性が高くなると思う


とりあえず、まずは太ももを使ってギュッと合図


効かなければ下に下がって「ふくらはぎ」で圧迫


そこで効いてくれたらいいのだけれど


それでも指示通り操作出来なかったら

もっと強い場所を使う


くるぶしでピンポイントに圧迫する


馬の腹に当たるので、それなりに効くはず


馬によっては跳ねてしまうかもしれない


だが、それでも効かない場合は「カカト」でグリッ!とやる


ぎひっ!てなるだろう


それでも反応が鈍ければ


カカトで圧迫させながら、

両足のカカトで馬の腹を挟み込みながら、

持ち上げてやるぐらいの気持ちでぐぃん!とやったら、たいていは動くはず


ムチもあるけど


あれは指示というより、

「合図をしてますよ、の合図」のようだ



女の子の馬は


脚の圧迫を嫌がる子が多いように思う



ちょっとカカトが当たっただけで、ぎゃあぎゃあ叫ぶ子も居てる


かといって



何度も蹴りまくっても


一切なんの反応もしない子もいてる


男性なら
まだ力があるからいいけど

女性なら力が伝わらないときもあって
苦戦してしまう子もいてる


やさしく、優雅に


指示はわかりやすく


強さは弱から中へ、中から強へ


当てる場所も同じところばかりでなく

少し変えてみたり、


ぐいぐい指示から、トントン指示に変えてみたり、


サワサワ指示に変えてみたり、常に新鮮な指示を出してやる 

相手によってやり方を変えてみたり、

同じ相手でも

その日の機嫌で反応が違ったりする


人間もたいへんだが、馬もたいへんだ


練習に苛立ったり、練習やりたくない!て駄々をこねる馬も居たりする


それでもやっぱりオス馬はのんびり単純な性格で

メス馬は気が強かったり、跳ねたり
情緒不安定だ


そこは


仕方がない(笑)


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