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小説以外のひとりごと

第47章 2024年7月

「SF映画だと思ったらスリラー映画だった話し」


イノセンツ(2021)
De uskyldige/The Innocents
ノルウェー、デンマーク、フィンランド、スウェーデン合作

ノルウェー郊外の住宅団地。
夏休みに友達になった 4 人の子供たちは、親たちの目の届かないところで隠れた力に目覚める。

近所の庭や遊び場で、新しい”力”を試す中で、無邪気な遊びが影を落とし、奇妙なことが起こりはじめるのだった。


これ映画館で観たかったんだけど、タイミングが合わず観れなかった映画です

団地の子供たちに超能力が芽生え始め、無邪気で無垢な子供たちがゆえに、だんだん超能力で恐ろしいことに…、という内容です

実は上映前からかなり話題になっていまして、

「アキラ」で有名な大友克洋が「アキラ」前に描いていた超能力コミック「童夢」

団地はたしか多摩ニュータウンだったかな?

それが北欧で映画化、という触れ込みで上映前から話題でした

「童夢」を原作に映画化、というよりは、

「童夢」にインスパイアされて映画化、ってニュアンスだそうです


「童夢」は超能力を得た子供が空を飛び、縦横無尽に団地の中を飛び回って戦うサイキック・アクションって感じだったけど


こちらの映画「イノセンツ」は超能力を持ってしまった子供たちの手探りな感じがじわじわと進んでいく不気味な雰囲気です


映画って「エクソシスト」「オーメン」もそうですが、子供が出てくるとなにやら不気味で恐ろしい


そこにきて、この映画は4人の子供たちがだんだんと変わっていく様が怖いのです


超能力そのものは派手なアクションとかは無くって、心理戦のような戦い方が多かったかな


それよりも猫を虐待するシーンとか、

お母さんとうまくいかないシーンとか、

そっちのほうが現実味かあって恐ろしかった


グロいシーンは無いのですが、出来事がなかなかえぐみかあるので金曜ロードショーでは絶対に流せないでしょうね


というわけで今回見た「イノセンツ」と「ノセボ」はなかなかヒリヒリしてくる映画でした



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