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カッコ悪い俺ら

第5章 エアコンと合鍵



「―――――わりぃ…用事思い出したから帰る」






「うぃ~~~す、じゃぁなぁ~!」





カラオケから、抜け出し俺は1人店を出た――――…



夏休みは始まったばかり……




部活や受験に振り回されない自由な時期は今だけ――――…




なのに…遊んでいる自分を颯太にどう思われるのか、とか考えたら


あの空間が息苦しく感じてしまった










「バイト――――…俺もしようかな」



俺は、



ポケットの中の合鍵に、ソッと触れた







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