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カッコ悪い俺ら

第6章 体温



「…………俺のキス…知らないだろ?」








「………知らない」








今度は…肩が跳ねなかった




髪を、撫でながら俺は颯太の顔を覗く








もぞもぞと、逃げる仕種だが……逃がさない





「…………する?キス?」





















「………………………する」














ビクッ――――と、今度は俺の肩が跳ねた…











颯太の顔が……





俺を真っ直ぐ見つめている……












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